マルキチあれこれ百科事典

ENCYCLOPEDIA

油とは何か

一般的に、常温で液状のものを油、固形のものを脂といいます

これらを総称して油脂といいます

 

油脂は三大栄養素の脂質に含まれます

 

では脂質とは何でしょう?

脂質はまず、以下の要素を兼ね備えていることが特徴です

・水に溶けない

・有機溶剤に溶ける

・長鎖炭化水素基を分子内にもつ

・生物体に存在するか、生物由来のもの

 

脂質に含まれるものには、油脂、脂肪酸、ロウ、リン脂質、リン脂質、脂溶性のビタミン、ステロールなどの多くの種類があります。

脂質の中でも油脂は動植物の体内に多く含まれるので、取り出すことが簡単で昔から灯火や食料に使われてきました。

 

油脂はなぜ燃える?

マルキチの創業時、今から300年以上前は油は灯火に使われていました。

おそらく人類が油と出会ったのは火と密接な関係があるのではないでしょうか。

ではなぜ油は燃えるのでしょうか? それは「炭素」を多く含んでいるから!

油を語るうえで「炭素」は欠くことのできないキーワードになります。

 

体に蓄えられる脂質:油脂

生物の体内に蓄えられる脂質の主成分はトリグリセロールという構造の油脂がほとんどです。

植物では種子や果実に多く含まれ、穀物では胚芽に多く含まれます。

動物では皮下組織、内臓の周囲に大量に集まっています。

動植物が脂質を蓄えるのはエネルギーの貯蔵という意味合いが多く、

非常にカロリーが高い理由もまさかの時の非常食のような意味合いがあるからです。