マルキチブログ
MARUKICHI BLOG
2023.04.11
HACCP②
前回の「HACCPとは」の①にありました、「一般的衛生管理の計画」を作成しましょう。
一般的衛生管理の計画は特別なことではなく、自分たちが「今まで取り組んできた衛生管理」を中心に実施すべきことを計画します。
次の7項目について計画を立てます。 (*参考:日本食品衛生協会の手引書)
■原材料の取り扱い
①原材料の受け入れ確認
②冷蔵・冷凍庫の温度確認
■施設・店舗の清潔維持
③交差汚染・二次汚染の防止
④器具等の洗浄・消毒・殺菌
⑤トイレの洗浄・消毒
■従業員の健康・衛生
⑥健康管理・衛生的作業着の着用
⑦衛生的な手洗い
このブログの項では
①原材料の受け入れ確認
②冷蔵・冷凍庫の温度確認 を解説します。
それぞれの計画のポイントは「いつ」「どのように」「問題があった時」を想定しながら計画を立てることです。
例えば①原材料の受け入れ確認では、
■いつ? >> 原材料の納品時
■どのように(確認)? >> 外観、におい、包装の状態、表示(期限、保存方法)など
■問題があった時 >> 納入業者への問い合わせ。返品交換要請
という感じです。
②冷蔵・冷凍庫の温度確認では、
■いつ? >> 始業前
■どのように(確認)? >> 庫内温度計で確認(冷蔵・冷凍それぞれ何度以下であるべきかの基準も決めましょう)
■問題があった時 >> 異常の原因を確認(機器の異常?温度計の不具合?)。修理の依頼。食材の状態を確認して使用しないまたは、加熱して使用する。
立てた計画は「小規模な飲食店事業者向け HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書」の「概要版」にある様式に記入してまとめておきましょう。
次は、「HACCPとは③」のブログに続きます。